会社員になってから、なぜか海外一人旅にハマった。
年1ペースで3回しか行けてないのでまだまだビギナーだが、楽しい。
今回は、一昨年行ったトルコ一人旅で印象的だったことを振り返ってみる。
気球から眺める世界遺産の景色
トルコで最も有名なアクティビティが、世界遺産カッパドキアで気球に乗るツアーだ。
カッパドキアはトルコの首都イスタンブールから飛行機かバスで行くことができる。
気球ツアーの予約はインターネットでできる。各ツアー会社には日本語のできるスタッフがいるので現地でも大丈夫。料金は60分15,000円、120分20,000円くらい。
日も昇らない早朝に集合し、出発地点へはバスで移動する。
気球から見る、カッパドキア独特な風景と、そこから登る朝日は ”壮大” の一言である。
ただ2時間はちょっと長いかも。寒いし。
隣にいたロシア人の子供がずっとつまんなそうにしてたからアングリーバード一緒にやってた。2万払って乗った気球の中で。両親(おそらく)はずっと景色に感動してた。
英語がわかんないみたいでほぼ会話できんかったけどめっちゃ盛り上がった。
アングリーバードは世界遺産気球ツアーと言語を超える。
下の写真の子がロシア人のマクシム君(たぶん)。ぐうイケメン。
なんかわからんけどめっちゃ美しい街
カッパドキアでは、観光ツアーに参加した帰りにいろんな土産物屋に寄らされた。
このパターンは日本でもおなじみだが、このツアーでは食べ物屋→宝石屋→絨毯屋と回り、これ何がメインなの?と思ったものである。
途中の宝石屋の前から、写真の美しい街を見かけた。
なんかすごくね?めっちゃキレイじゃね?行ってみたくね?と思い「ツアーを抜けたい」と言ったんだけどダメだった。男一人で宝石なんて買いませんがな…
今でもこの場所は謎のままである。ただこの景色は強烈に頭に残っている。
この場所がどこか知ってる人いたら教えてください!
世界で最も美しいモスク
イスラム教の礼拝堂モスク。
その中でも最も美しいとされているモスクがこのスルタンアフメット・モスク(通称ブルー・モスク)である。
中はこんな感じ。
こんなん見せられたら誰でも信心深くなるわな。
ぼ〜っとしてたら親切なおばさんが礼拝教えてくれた。
終わった後「あんた、今からイスラム教徒にならないかい?」って言ってきてちょっと焦った。あれ冗談だったんだろうか。
「ちょっと今時間無いので!」って街頭アンケート断る感じで断っちゃったけど、あれよかったんだろうか?
あとモスクにいる猫がめっちゃ美しかった。
トルコは猫が多くて、それはそれは素晴らしい国なんだけど、このモスクにいる猫は他とは一味違う。
なんていうか「気品」を漂わせている。
「世界一美しいモスクに佇むのは、世界一美しい猫でなくてはならぬ」的な尊大なプライドすら感じた。
この猫はあれだ、朝起きたらスムージー飲んでフルグラ食べて皇居周辺をマラソンして海岸でヨガしてスタバの屋外席でパウロ・コエーリの小説を読んでから、このモスクに出勤してくるのだ。
「世界一美しいモスクに佇むのは、世界一美しい猫でなくてはならぬ」
お菓子あげたらガッついてたけど。
気さくなトルコ人との異国間交流(未遂)
トルコ人はとても気さくである。
日本人と見るやいなや絡んできて、ムダに親切にしてくれる。
(けっこうな頻度でどっかの店に連れてかれてカモられるらしいので注意。)
レストランを探してると、平井堅似のウェイターに声をかけられた。(最初の写真は平井堅に似てる鉄拳のキャラ。紛らわしくてごめん。)
「休憩中だから」つって一緒に飯食い始めた。
そんでテキトーに会話してたんだ。
そしたらね。急に言われたんだよ。
「Shall we f◯ck?」って。
\ホ、ホモだー!/
(お、おおおぉぉう、なにこれなにこれ、オレ誘われてるんだよね?え?なんで?そっち系な要素出してたっけ?なんで?てか「Shall we fu◯k」って誘うんだ。それ合ってんの?文法的に合ってんの?いやいやそれは置いといて。どうする?どう断ればいい?おとなの基礎英語で「ホモの誘いを断る」なんてレッスンやってなかったよな?どうする?オレ!?どうする!?)
リチャード・ギアも月まで吹っ飛ぶこの衝撃。なんか「今からオレの家来ないか?」とか「fuc◯」とか「s◯x」とか追撃してくる。
2秒くらいの長考の後、私の口から出た言葉は、
「I’m not homo! (私はホモではありません!)I like girl!(私は女性が好きです!)」
の2文だった。
「はっはっは!冗談冗談!」って言われて、心から、心から安堵した。
その後の会話で「オレ今恋人いないんだよね」って言ったら、
「Really!?」って超食い気味で反応された。
\ホモじゃん!/
気さくなトルコ人Bとの異国間交流(未遂)
結論から先に言う。
\こいつもホモだった/
イスタンブールでは有名な弁護士(自称)らしく、「市長と知り合い」とか「別荘が3つある」とか大物アピールがすごかった。日本にもたまにいるよねそーいうやつ。
写真を見てもらうとわかると思うが完全にそんじょそこらの土産物屋である。
トルコ人は気さくに分かりやすすぎるウソをつく。
チャイ(トルコのお茶)くれたので飲んでたら
「You cute!(きみかわいいね。)」って言われてジッと見られたけど全然動揺しなかった。
「あぁ、こいつもか……」的な余裕すらあった。
「I’m not homo! 」で切って捨てた。
ハマムのマル秘スペシャルサービス(未遂)
ホモBを躱してハマムへ。
ハマムは中東版の岩盤浴。あかすり・マッサージをしてくれる。
写真左の人が担当してくれた。右は私。
中の撮影はNGだったのでお見せできないが、大理石でできた浴場はすごく雰囲気があり、まさに異国情緒あふれる空間。
そしてこのお兄さん、マッサージがめちゃくちゃ上手い。まさにゴッドハンドである。
マッサージに精を出しているお兄さんが聞いてくる。
「100リラ、スペシャルマッサージ?」
「ん?なんすかそれ?」と聞いてみるものの、英語がわからないらしく要領を得ない。
「100リラ、スペシャルマッサージ?」
再度聞かれる。
ここはハマム。公衆浴場。
すっぽんぽんで寝そべる私。
その体を熱心にほぐすお兄さん。
スペシャルマッサージ。
100リラ=約4000円。
昨日の平井堅。
さっきの弁護士(自称)。
ここはハマム。
スペシャルマッサージ。
ああ、あなたもか。ゴッドハンド。。
\あなたもホモか!/
ならば、ならば切って捨てねばなるまい。
この伝家の宝刀で。
とか考えてたらマッサージ終わってた。
おわりに
こんな感じのトルコ一人旅でした。
なんていうか、観光とかもおもしろいんだけど、やっぱ印象に残ってるのは外国の人とのやりとりなんですよね。
いままで行った国の中でも、トルコ人はすげー気さくで、おもしろい人多くて、上で書いた人(ホモ×2、ホモ(疑)×1)の他にも、
1個アイス買うのに10回くらいイタズラしかけてくるアイス屋さん(でも後日もっかい行ったらアイスただでくれた。イタズラはされた。)とか、
レストランの子なのに、客が食ってるデザート欲しがる強欲ガールとか、
船で会った渋いおじさま(トルコ語指差し会話帳で必死こいて会話した。私の名前と日本人ということしか分かってもらえなかったけど。)とか、
客が食ってるのに決めポーズして写真撮って欲しがるレストランの店員とか、
マジでなんなのか分からんけど決めポーズして写真撮って欲しがる、マジでなんなのか分からん人とか、ほんと興味深い人が多かった。
一人で行かないとこういう人とのコミュニケーションはできないんじゃないかなぁと思いました。
ということで、一人旅ならトルコめっちゃおすすめです。
ホモもいるけど、「I’m not homo!」で乗り切ろう!!
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