南米でマグニチュード7.7の地震が発生。過去に起きた地震の規模と津波の影響は?

熊本地震の影響の凄まじさが報道されるなか、17日8:59分、南米エクアドルの太平洋沿岸を震源地とするマグニチュード7.7の規模の地震が発生したようです。

www3.nhk.or.jp

日本への影響はまだ報道されていませんが、過去の南米地震では発生から時間が経って津波の被害が起きた事例もありますので、太平洋側にお住まいの方は情報の確認をお願いします。

 

津波の影響はなしとの発表がありました。

www3.nhk.or.jp

 

参考までに、過去南米で起こった大地震の規模と日本への影響を挙げます。

1960年のチリ地震

概要:5月22日19時11分14秒、チリ中部のビオビオ州からアイセン州北部にかけての近海、長さ約1,000km・幅200kmの領域を震源域として発生した超巨大地震

規模:表面波マグニチュード8.3−8.5、モーメントマグニチュード推定9.5(近代地震学観測史上世界最大)

日本への影響:地震発生から約22時間半後、最大6.1mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、日本の各地に被害をもたらした。死者行方不明者数142名、負傷者数855名、建物被害46,000棟

2007年のペルー地震

概要:2007年8月15日23時40分58秒にペルー沖で発生した地震

規模:モーメントマグニチュード8.0

日本への影響:日本沿岸では和歌山県の那智勝浦町に17日午前5時過ぎに高さ数cmの津波が観測され、以後午前中に北海道から沖縄にかけて高さ10cmから20cmの津波が押し寄せた。

2010年のチリ地震

概要:チリ中部沿岸で2010年2月27日3時34分14秒(現地夏時間; 6時34分14秒 UTC)に発生した大地震

規模:気象庁マグニチュード8.5、モーメントマグニチュード8.6

日本への影響:地震発生から1日経った28日午前、岩手県陸前高田市の両替漁港で1.9m、気仙沼魚市場で1.8m、岩手県大槌町の大槌漁港で1.3mの津波が到達。具体的な被害は報告されていない。

2014年のイキケ沖地震

概要:2014年4月1日にチリ沖で発生した地震。震央はチリ北部沿岸イキケから83kmの沖合。

規模:マグニチュード8.2

日本での被害:4月3日に久慈市で60cm、えりも町・大洗町で30cm、釜石市・仙台市・石巻市・相馬市・八丈島・父島で20cmの津波が観測されるなどした。

2015年の中部イヤペル沖地震

概要:9月16日午後7時54分、チリ中部イヤペル西の沖合で発生した地震。

規模:マグニチュード8.3

日本での被害:岩手県久慈港で0.8mを観測。

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