『服を着るならこんな風に』はファッション理論を学ぶのに最適なマンガ!

「おしゃれって何?」

「どうやったらおしゃれになるの?」

「何を買えばいいの?」

なにかと排他的なメンズファッションにおいて、こんな疑問に答えてくれるマンガをご紹介。

 

人気ブロガー監修のメンズファッションHow toマンガ!

ファッションは僕の趣味の1つです。

…ですがおしゃれになれない。どーしてもなれない。ファッション雑誌や街角スナップを真似てもいまいちしっくりこない。

なぜ?イケメンじゃないから?身長が低いから?胴長短足だから?

 

「おしゃれな人」は諦めて、「服が好きな人」でいいか!と思っていたところ、こんなブログと出会いました。

 

www.neqwsnet-japan.info

 

運営者のMBさんは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで数々のメディアに露出する人気ファッションブロガー。

「ロジックさえ理解すれば、どんな男性でも簡単におしゃれになれる」というコンセプトが人気の秘訣です。そんなMBさん監修のマンガがありました。

 

オシャレに必要なものはお金?センス?そんなものは必要ありません!大切なのはコーディネイト理論を理解することだけ。それを紹介する史上初のメンズカジュアルファッションコミックが登場!全男子必読!!

という紹介文に違わず、ファッション理論の入門に最適のマンガでした。

 

ファッション知識ゼロでも安心のストーリー!

主人公は仕事はできるが私生活はだらしない27歳男子、佐藤祐介(さとう ゆうすけ)。

f:id:kobayashihirotaka:20160521214413p:plain

イケメンやんか。スタイルいいやんか。というツッコミはおいといて。

趣味はゲーム。ファッションには全く興味がなく、お母さんが送ってくる服を着て過ごしています。もちろん彼女なし。

パーカーにジーパンで小学校の同窓会の打ち合わせに参加したところ…

f:id:kobayashihirotaka:20160521214920p:plain

という状況に。なんかリアル。20代後半って場に適した服を着ないとヤバい年齢なんですよね。

ところが主人公は、

f:id:kobayashihirotaka:20160521220217p:plain

とか言っちゃう始末。王道のセリフですね。

 

自分と同級生のファッションセンスの差にショックを受ける主人公にアドバイスすることになったのが妹の環(たまき)。

f:id:kobayashihirotaka:20160521215945j:plain

可愛すぎるだろ。

この兄妹、両親が田舎に引っ込んだので2人で暮らしてるっていうなんともツボを押さえた設定です。うらやまけしからん。

 

ファッション知識ゼロ。だけどもうすぐ開催される同窓会にはきちんとした服装で参加したい!というストーリーなので、全くのファッション初心者でも役に立つこと間違いなしです。

 

実際に売っている商品を紹介する親切さ!

メンズファッションを解説する本やマンガって、精神論や曖昧なルールしか書いてないことが多いです。例えば、

  • なるべくシンプルな服を選ぼう!
  • 靴にはお金をかけよう!
  • 差し色などのアクセントは全体の20%にとどめよう!

といった感じですね。勉強になることは間違いないのですが、いまいち具体性に欠けます。

 

ところがこのマンガでは、実際に売っている商品を紹介しています。ルールはわかったけど結局どれを買えばいいの?が無くなるわけです。

最初のアイテムがこれ。

f:id:kobayashihirotaka:20160521220911p:plain

ユニクロの黒スキニージーンズです。おしゃれの第一歩としてファストファッションブランドをおすすめする親切さもいいですね。ちなみにこのスキニー4,000円で買えます。

 

他にもコンバースのローカットスニーカー(オールブラック)、ZARAの大判ストール、無印の洗いざらしブロードシャツ、アーバンリサーチのMA-1など、特定できるアイテムばかり登場します。

なぜそのアイテムを選ぶのか?という解説もしっかり書いてあるので安心して買い物に行けると思います。

 

さらに詳しくファッション理論を知りたいなら!

ファッション知識ゼロの人でも役に立つ理論、実際に売ってる商品を紹介する分かりやすさ。

このマンガに隙はないのか!?って感じですが、ファッション理論を深く学ぶにはちょっと足りない部分もあります。

 

例えば上のユニクロのスキニー。「黒を選ぶ」というところまでは言及しています。しかし「クッションが出ないように裾上げする」とか、「手直しで裾を絞るのがオススメ」といった細かいアドバイスまでは紹介されていません。

スキニー履けない人はどうすればいいの?とか、スキニーの次は何買えばいいの?といった疑問もあるでしょう。

 

また、2巻までのストーリーでは同窓会の服装と冬服までしか進んでおらず、他のケースではどうすればいの?といった疑問も出てくるかと思います。

そんな人にオススメなのがこの本。 

 

 

「服を着るならこんな風に」を監修したMBさんの著書です。ファッション理論の基礎は十分網羅した1冊で、マンガに登場していないアイテムもたくさん紹介されています。 

マンガを読んでファッション理論をもっと知りたい!と思った人はぜひご一読を。

 

真の見所はここ!

今までファッションについてばかり書いてきましたが、このマンガにおける真の見所は他にあります。 

ここまで読んでお気付きの方もいると思いますが、主人公の妹、環(たまき)の可愛さです。

f:id:kobayashihirotaka:20160521223416p:plain

第1話の扉絵では主人公より前に出てサービス。

 

f:id:kobayashihirotaka:20160521223431p:plain

ファッションが趣味だと答えるときに見せる恥じらい。

 

f:id:kobayashihirotaka:20160521223505p:plain

しっかり兄を気遣う優しさ。

 

f:id:kobayashihirotaka:20160521223533p:plain

こんな「にっ」が似合う妹が欲しかった。

 

f:id:kobayashihirotaka:20160521223639p:plain

ゴキブリに対してこのリアクション。わかってますねぇ。

 

ということで、「やっぱファション興味ねぇわ。」って人でも、環ちゃんの可愛さは楽しめます。なんて手広いマンガなんだ。

 

おわりに

めっちゃ脱線してしまいましたが、ファッションの理論を学ぶ入門書としては最適なマンガです。

監修者MBさんによる1巻あとがきの言葉を添えて締めたいと思います。

このコミックを読んで、ほんの少しでもおしゃれに対して興味を持っていただけたなら、私にとってこれ以上に嬉しいことはありません。

お金がかかる、センスが必要、イケメンに限る……何かと排他的になりがちなファッションの世界ですが、実はそんなことはないのです。

誰もが簡単に手を出せて、誰もが心から楽しく、そして気持ちを変えてくれて、ほんの少し人生を好転させてくれる素晴らしいファッションの世界。ぜひご自分と 主人公・祐介を重ね合わせて楽しいファッションの世界を体感してみてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です