ビットコインをはじめとした仮想通貨が盛り上がっています。
ちょっと前、coincheckでビットコインや諸々のアルトコイン(イーサリアム、リップル、ネム)を100万円ほど買ってみたのですが、あっという間に値が上がり140万円以上になっていて驚きました。
所詮一過性のバブルだ、利確しよう!と思いましたが、よくよく仮想通貨のことを調べてみたところ、数年〜数十年スパンで値が上がるのでは?と予想し、長期保有することにしました。
そこで、この記事では私が調べてみた「ビットコイン・仮想通貨って何?どこで買えるの?儲かる?投資するべき?」ということを書いていきます。
ビットコイン…興味あるけどよく分からないなぁ…というあなたの参考になれば嬉しいです。
Caution!
ビットコインは元本割れの可能性がある商品です。暴落したとしても一切責任を取ることはできません。購入の判断はくれぐれも自己責任でお願いします。
ビットコイン・仮想通貨って何?
”仮想通貨”とは、ビットコインの特徴を表す名称の一つです。他にも以下のような様々な特徴があります。
① 仮想通貨:実体を持たないバーチャル(仮想)なお金である。
② 暗号通貨:高度な暗号セキュリティで守られている。
③ 分散型通貨:誰かが一元管理せず、参加者全員で運用している。
④ 国際通貨:特定の国に属しておらず、世界中で通用する。
それぞれの特徴は後で掘り下げるとして、まずはビットコインはどこで買えるか紹介していきます。
ビットコインはどこで買えるの?
上に書いた通り、ビットコインは実体を持たない仮想通貨です。よって、実店舗は存在せず、インターネット上のみで買うことができます。
現在、国内・国外問わずたくさんの販売所・取引所がありますが、取引高や手数料、取り扱っているアルトコインの種類など様々な違いがあります。
そこで、どこで買えばいいか迷っているあなたのために、私が利用している販売所・取引所をおすすめ順に紹介します。すべて無料で使えるので、とりあえず登録だけしておくと良いですよ。
おすすめ度1位:coincheck(コインチェック)

もともとはWebメディアを運営していた企業ですが、2014年8月にビットコイン事業に進出しました。国内ではいち早く信用取引を導入したり、クレジットカードでの購入ができたりと、ユーザーが使いやすい機能を多く実装しているのが特徴です。
国内取引高1位、取引手数料無料、取扱アルトコインの豊富さなど、取引所としてもスペックは頭一つ抜けています。さらに、今なら新規登録で最大5000円もらえるキャンペーンも開催中。今からビットコインを買うならコインチェックで間違いなしでしょう。
・ビットコイン取引高:15,006BTC(国内1位)
・ビットコイン取引手数料:0.01~0.15%
・取扱アルトコイン:ETH(イーサリアム)、ETC(イーサリアムクラシック)、LISK(リスク)、FCT(ファクト)、XMR(モネロ)、REP(オーガー)、XRP(リップル)、ZEC(ジーキャッシュ)、XEM(ネム)、LTC(ライトコイン)、DASH(ダッシュ)
おすすめ度2位:bitFlyer(ビットフライヤー)

2014年1月に販売所として設立されました。翌年2015年には取引所もオープンし、名だたる有名企業からの資金調達を受け、国内ビットコイン関連企業の中では群を抜いた資金力を持っています。
取引手数料が少しかかるものの、豊富な資金により安心感は最も高い取引所です。アルトコインの取扱は少ないので、ビットコインだけ買いたい場合は選択肢に入るのではないでしょうか。
・ビットコイン取引高:8,508BTC(国内2位)
・ビットコイン取引手数料:0.01~0.15%
・取扱アルトコイン:ETH(イーサリアム)
おすすめ度3位:Zaif(ザイフ)

2014年6月に設立。元々ビットコインのウォレットサービスなどを提供していましたが、個人運営のビットコイン取引所を買収し、2015年3月に取引所サービスをスタートさせました。
取引手数料がマイナスで、取引を行う毎にお金がもらえるお得なサービスが特徴です。また、日本製のアルトコインであるモナーコインが買える取引所でもあります。
・ビットコイン取引高:5,480BTC(国内4位)
・ビットコイン取引手数料:0.01~0.15%
・取扱アルトコイン:XEM(ネム)、MONA(モナーコイン)
ビットコインの詳しい特徴・メリットは?
上に書いた通り、ビットコインには4つの特徴があり、それに付随して様々なメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
① ビットコインは実体を持たない「仮想通貨」
通貨と聞いて思い浮かべるのは、 1万円札や100円玉などの実体としてのお金ですよね。手に触ることができ、財布に入れて持ち歩き、商品と交換して使用します。
対して、ビットコインには実体がありません。「ウォレット」と呼ばれる電子財布に入れて持ち歩き、専用のアプリがダウンロードされたスマホを操作して送金します。つまり、財布やカードを持ち歩かずに決済が可能になるのです。ビットコイン自体はクラウドに保存されているので、スマホを落としても紛失の心配はありません。もちろんパスワードなどを知られてしまうと盗まれる可能性はありますが、カードやお金を入れた財布を持ち歩くよりは安全だと思います。
ところで、実体を持たない仮想通貨に価値なんてあるのでしょうか?
通貨の価値を保証しているのは、ものとしての価値ではなく”信用”です。1万円札を1枚刷るのにかかるコストは約30円ですが、私たちは1万円札には1万円の価値があると”信用”して使用しているのです。
ビットコインの価値はどうなっているのでしょうか。1btcあたりのアメリカドルの価格を、ビットコインが開発された2009年から見てみましょう。
数字が小さくて申し訳ありませんが、2017年に入ってから急激に価格の上昇が見られます。2014年から暴落しているのは、かのマウントゴックス事件が原因です。ビットコインフィーバーにあった当時の価格の2倍以上の値をつけており、ビットコインの”信用”が高まってきたことが伺えると思います。
しかし、2017年6月現在ビットコインが使える店舗は通信販売で41件、実店舗で171件と、まだまだ実用レベルにはありません。
今後、ビットコイン自体の価格が落ち着き、送金システムの高速化を実現し、現金からクレジットカード、種々のプリペイドカードと多様化する支払い方法に、ビットコインが名を並べる日を期待しています。
参考:日本のビットコインが使えるお店(ビットコイン決済対応店舗) | Bitcoin日本語情報サイト
② ビットコインは高度な暗号セキュリティで守られている「暗号通貨」
実体を持たないデジタルな通貨、というと、コピーや改ざんが心配になりますよね。
115億円相当のビットコインが消失したとされる、2014年のマウントゴックス事件を思い出す人もいるでしょう。
私も当時、ビットコインは”円天”のような怪しい通貨だと思っていましたが、マウントゴックス事件はビットコイン自体に問題があったわけではなく、取引所の問題によって起きたと見られています。
では、ビットコインのセキュリティにはどんな技術が使われているのでしょうか。キーワードは「ブロックチェーン」です。
ビットコインの取引は、世界中24時間休みなく行われています。取引はすべてオープンになっており、「AさんからBさんへ〇〇BTC移動した」という記録は、Bitcoin Block Explorer で誰でも確認することができます。
しかし、ここで確認できる取引は未承認の状態で、取引成立には承認(秘密鍵と公開鍵を使用したデジタル署名)が必要になります。
ビットコインでは、未承認の取引を10分ごとにまとめて1ブロックとし、それを一括で承認し、過去の承認済みブロックをひと続きにした1本のチェーンの末尾に加えることで取引成立としています。これがブロックチェーンの大まかな仕組みです。
取引記録が誰でも見られるということは、不正操作や改ざん、コピーなどの悪事がすぐバレる、ということです。さらに、参加者による承認を経ないと取引は成立しません。これがビットコインのセキュリティを守る第1のポイントです。
また、個々の取引記録およびブロックはハッシュ関数によって不可逆変換されているので、取引記録の改ざんは不可能です。
ちなみに、この承認作業を行うと新規に発行されるビットコインが報酬として得られます。これをマイニング(採掘)と言います。
③ ビットコインは参加者全員で運用する「分散型通貨」
ビットコインの取引は、個々の参加者が直接つながる「ピア・ツー・ピア(P2P)」型のネットワーク上で中央組織を介さずに行われます。P2Pはメッセージアプリ「LINE」でも使われているメジャーな技術です。
中央組織を介さないということは、高い仲介手数料が発生しないということです。これにより、海外送金や海外決済の手段として注目されています。
また、「暗号通貨」でも書いた通り、ビットコインの全取引はブロックチェーンによって記録されています。ブロックチェーンは、枝分かれしない1本の鎖であり、ハッシュ関数により不可逆的で一方通行であることが特徴です。
この1本の鎖は、1カ所で保存・管理されているわけではなく、P2Pネットワークに接続したすべてのコンピュータに保存されています。
つまり、誰かがコピーや改ざんを行えば、他とは別の鎖になり、不正はすぐにバレてしまいす。承認もされません。これがビットコインのセキュリティを守る第2のポイントです。
④ ビットコインは特定の国に属していない「国際通貨」
日本では「円」、アメリカでは「ドル」という風に、「通貨」というものは、それを発行する国と切っても切れない関係にあります。各国の中央銀行が通貨を発行し、その量をコントロールすることで景気を調整しているのです。
「分散型通貨」でも書いた通り、ビットコインには中央銀行がありません。国によるコントロールを受けないので、世界中どこでも同じ価値を持つことができます。
2013年のキプロスや2015年のギリシャのように、国の財政が破綻し自国通貨の価値が暴落した際、資産を守る目的でビットコインが大量に買われたことがありました。
このことから、日本円のみを保有するリスクを軽減する目的でビットコインを買う、という選択もアリだと思います。初期費用ゼロ、手数料1%程度というお手軽さも魅力ですね。
もちろん、ビットコインを通貨として使用できるか否かは、その国の法律を整えるなど受け入れ態勢が必要になります。
ちなみに、仮想通貨の定義を定めた法律を初めて制定したのは日本です。2016年に資金決済法が改正され、2017年春に施行されました。
この法改正によって、仮想通貨取扱事業者には以下の2つの義務が生じます。
① 利用者に対し、銀行と同じレベルで本人確認を徹底すること。
② 顧客からの預かり金と事業運営資金を分けること。
①によって詐欺やマネーロンダリングなどの悪用が防止され、②によって事業者が破産したとしても利用者の資産は守られます。
金融関係では常に遅れをとっている日本にしては素早い動きで感心しました。利用者にとって、価格の上下以外の不要なリスクが無くなったのは嬉しいですね。
ビットコイン・仮想通貨は儲かる?投資するべき?
ビットコインの特徴とそれに付随するメリットを書きましたが、通貨としての使用は実用レベルに達しておらず、海外送金も一般の日本人にはあまり関係ありません。
ぶっちゃけ、一般人レベルだとビットコインは投資・投機の対象でしかないのです。では、ビットコインの価格はどうなるのでしょうか?投資するべきでしょうか?
ビットコインは発行枚数の上限が決められています。具体的には2100万枚で、発行ペースも決められており、2141年に達成する予定です。2009年からのビットコイン発行枚数は以下の通り。
2017年現在、全発行枚数の約75%にあたる1600万枚が市場に出回っています。
発行枚数・ペースが決められているということは、過剰な通貨発行による価格の暴落がない、ということになります。
さらに、希少性も担保されます。世界に有数のものを手元に置きたがるのは人間の性。発行上限に近づくにつれ、価格も上昇していくと予想しています。
投資対象としてビットコインに似ているものに、金(ゴールド)があります。実体の有無という違いはありますが、ビットコインはコピー・改ざんが不可能であり、金は自然の中から掘り出すしかなく人の手で作り出すことができません。また、どちらも世界中で等しく通用し、量も決まっています(金は2040年頃に掘り出しつくされると予想されています)。
参考までに、金の価格推移を示します。
ぜひともビットコインも同じように価格推移してほしいものです。
ビットコインが世界で初めて通貨としての価値を持ったのは、2010年5月22日です。ピザ2枚=1万btcで取引され、ビットコイン・ピザ・デイと呼ばれています。
それから7年、2017年6月15日現在のレート(1btc=25万円)に換算すると、1万btc=25億円になります。7年でピザ2枚が25億円。凄まじいですね。
さすがにこれほどの価格上昇は見込めないと思いますが、今後はGMOやSBIなど国内大手企業のビットコイン事業参入も予定されており、信用が広がり、価格も上昇していくのでは?と予想しています。ビットコインの買い時は”今”かもしれません。

Caution!
ビットコインは元本割れの可能性がある商品です。暴落したとしても一切責任を取ることはできません。購入の判断はくれぐれも自己責任でお願いします。
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