3月のライオン、ついにアニメ化されましたね。
原作漫画がめちゃめちゃ好きで、漫画ランキング記事でも「芸術・文化」部門の第1位に挙げています。
そんな作品のアニメ化ということで、かなり前から楽しみにしていました。
この記事では視聴方法、原作漫画の紹介、全話の感想と見逃した人用の再放送予定などを紹介していきたいと思います。
アニメ「3月のライオン」の視聴方法
- NHK総合テレビ:毎週土曜23:00~
※放送日時は変更となる場合があります。
- J:COMメガパック:毎週日曜昼12:00更新予定
Hulu:毎週日曜昼12:00更新予定
※ Huluは2週間の無料お試し期間あり!
原作漫画「3月のライオン」の紹介

若干15歳で将棋のプロ棋士になった天才少年・桐山零(きりやま れい)。家族も、友達も、帰る場所すらない彼を中心として物語は進みます。個性的なプロ棋士たちの熱い棋戦、ライバルと切磋琢磨する青春、ちとズレた恋愛などなど、いろんな要素が楽しめる作品です。
「様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語」
という紹介の通り、桐山くんと周囲の人々が織り成すヒューマンドラマも見所にひとつ。特に1人1人しっかりと背景が作り込まれたプロ棋士たちは本当に魅力的。向上心の塊な新人、厳しいプロ生活に心折れそうになる若手、虎視眈々とベテランを突き落とそうとする中堅とそれを撥ね退けるベテラン、まだまだ健在な老棋士、人間離れした強さを持つ名人…。まさに十人十色。桐山くんと深く関わる川本家の面々もほっこりしていいですね。鬼ばかりの将棋界からのギャップにやられますが、シリアスな部分もあったり。親がいない3姉妹が社会に立ち向かっていく姿に涙腺が緩むことも。
実在のプロ棋士である先崎学九段が監修しているため、将棋に関するトピックは超本格的。話の間に入るコラムも将棋界の様子が知れて面白いです。将棋好きはもちろん将棋を知らなくても楽しめる傑作です。
第1話「桐山 零 / 河沿いの町で」の感想・レビュー
~ あらすじ ~
東京の下町・六月町に一人で暮らす桐山零は、高校生にしてプロの将棋棋士。 義父の棋士・幸田との対局を終えた零は、三月町にある川本家へと向かう。川本家では、長女・あかり、次女・ひなた、三女・モモが零をにぎやかに迎え、夕食をともにするが……。
「3月のライオン」が動くぞ!オープニングはBUMP OF CHIKEN!零くんのヘヴィな背景をゴリゴリ出していくスタイルだ!
ということで始まりました、アニメ「3月のライオン」。謎の女性に罵倒される夢で起きる17歳って…。水彩画っぽい背景がいい感じですね。
千駄ヶ谷の将棋会館までの道のりをしっかり見せ、対局へ。相手は初老の男性。なにやら零くんのことを知っている様子ですが零くんガン無視。一悶着あった風な回想を挟んでさらっと勝利。実はこの対局、零くんにとってはめちゃめちゃ心抉られる試合なんですよね。
他人の家なのに何故か懐かしさを感じる家No.1の川本家へ。今までと打って変わって明るいノリが素敵。義理の父親を叩き潰さなければならなかった零くんを気遣う優しさが目に沁みます。
零くん学校へ。友達はいないので先生と屋上飯です。林田先生すごい好き。
エンディングもバンプ。あまり動きがなく、登場人物の心情や雰囲気で魅せる作品なのであまり期待していませんでしたが、背景や表情、ギャグのノリなど、原作の空気感をしっかり表現していて良かったです。
一番笑ったのがエンドカード。3月のライオンを「ヤングアニマル一男らしい漫画」と評した「ベルセルク」の三浦建太郎さんが書いてます。この零くん将棋の駒で何人か殺してそうやね。
第2話「あかり / 橋の向こう」の感想・レビュー
~ あらすじ ~
帰宅した零を待ち受けていたのは、棋士・二海堂晴信。幼い頃から零をライバルと呼ぶ二海堂は、零との対局を心待ちにしていたのだった。 後日、先輩棋士・松本一砂との対局終了後、零は一砂や棋士仲間の三角龍雪らとスナックへと向かう。そこでは川本家の長女・あかりが働いており、あたたかく彼らを迎えるのだった。
強敵と書いて”とも”と読む、零くんの永遠のライバル・二海堂の不法侵入からスタート。誰に対しても微妙に壁を作っていた零くんが雑に扱う感じ、仲よさそうでいいですね。
今回の対局は攻撃的な棋風、というか攻撃しかしてこない松本一茶五段。金髪ボブメガネのスミス六段といい、濃いキャラばっか。この一局は竜王戦の羽生vs藤井の再現。桐山くんが打った7五歩は羽生さんの妙手として知られているようです。こういうところも凝ってますね。
先輩を負かし、銀座のクラブへ拉致される零くん。そこにはなんと川本家の長女・あかりさんが!昭和のお母さんっぽい普段のあかりさんとのギャップが凄まじい。
後日、なんだかんだ川本家にお呼ばれされる零くん。お盆のどこか物悲しい空気から自分の家族を失った経験を思い出し独白します。この心理描写が「3月のライオン」の真骨頂ですね。
第2話は川本家の長女・あかりさんにフィーチャーした回でした。昼も夜もあかりさん女神すぎ。零くんはすぐダークサイドに堕ちそうなので、明るい川本家に拾われて良かったですね。今後の展開も楽しみです。
第3話「晴信 / 夜空のむこう」の感想・レビュー
〜あらすじ〜
二海堂とのプロとしての初対局の日を迎えた零。幼い日の対局を思い出しながら将棋会館へと向かった零は、気迫に満ち満ちた二海堂と相対する。
そして始まる対局!それは幼いころから変わらない、「負けたくない」という互いの思いがぶつかる場で……。
天然のミニマリスト・零くんの家からスタート。今日は、永遠の強敵(とも)二海堂との対局です。零くんと二海堂の出会いはデパートの屋上で開催された子供将棋大会。勝負には勝ったが、暑さにやられた二海堂少年の気迫に押された体験を振り返ります。
しんみりした回想シーンを台無しにする「[まとめ買い] 月下の棋士(ビッグコミックス)」風二海堂。「次号、詰むや詰まざるや…」w
そんなライバル同士のプロ初対局は、空調の故障によって奇しくもあの日と同じ展開に。暑さにやられながらも粘る二海堂。「あのデパートの屋上に比べたら天国だ。」「続けようぜ。」カッコよすぎる…。アツすぎる…。
送り盆の川本家へ。みんなはいつもと変わらずニコニコしてるけど、どこかけだるくしんみりして見えます。
漫画を買いにふらっと出ていく次女・ヒナちゃん。おじいちゃんに頼まれ後をついていくと、亡くなった母親を想い号泣するヒナちゃんを見つけます。いつも川本家の明るさに助けられている零くんが、川本家の弱さを垣間見た瞬間でした。
しんみりした後に「月下の棋士」風エンドカードはずるいw
第4話「ひな / ブイエス」の感想・レビュー
〜あらすじ〜
野球部の試合応援を翌日にひかえたひなたは、気になるエース・高橋勇介のためにお弁当を作ることにする。華やかでかわいいお弁当を目指してはりきるひなただが、華やかさよりも定番のおかずをすすめるあかりと衝突してしまう。
翌朝もお弁当作りや着ていく服選びでバタバタのひなた。乙女の一大イベントの行方はどうなる!?
ひなちゃんのお弁当作り大作戦。前回の寂しげな雰囲気とはガラッと変わってワイワイ楽しげです。家族に手伝ってもらい、好きな男子に弁当を作ってあげる…。青春ですね。
お弁当は渡せなかったひなちゃん。あかりさんの優しいフォローが目に沁みます。
マズかったので渡さなくてよかった、っていう結果オーライ。「初恋の終わりの味」って…?
後半は二海堂が登場。桐山くん宅で将棋の練習(通称ブイエス)です。「二階堂ワクチン」は完成するのか…?将棋の戦法のネーミングって独特のセンスしてますよね。僕は「腰掛け銀」が好きです。
二海堂、川本家に出会う。名作アニメに出てくる妖精・ボドロに似ている、ということで一発でモモちゃんに懐かれる二海堂。
にている。
お持ち帰りされる二海堂。むっちりどストライクなあかりさんのノリがいいですね。
じいやにGPSを仕掛けられている二海堂。前回のしんみりから打って変わってほっこり回。 本当に癒される作品ですね。
見逃した人用の再放送予定スケジュール
- NHK総合テレビ:毎週土曜17:05~
※ 前話分を再放送しています。放送日時は変更となる場合があります。
- J:COMメガパック:毎週日曜昼12:00更新予定
Hulu:毎週日曜昼12:00更新予定
※ Huluは2週間の無料お試し期間あり!
そのほか、Blu-ray&DVD全4巻発売予定です。
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