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名作ばかり!「10巻前後で完結」するオススメ漫画まとめ!【2017年版】

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【更新情報】

1/22 「スピリットサークル」を追加しました。

10巻前後で完結する漫画には名作が多い、というのは漫画好きの誰もが思うことではないでしょうか。

 

作家にとっては書きたいものを過不足なくスッキリとまとめられる分量が、単行本10冊くらいのような気がします。

読者にとっては長すぎず短すぎず、財布にも優しくていいですね。

 

ということで「10巻前後=6〜15巻」で完結するオススメ漫画を紹介していきます。

紹介順番はタイトルの五十音順、ジャンルは問わずごちゃ混ぜです。

 

 

I''s (アイズ)/ 桂正和(全9巻)

 

普通の高校生・瀬戸一貴(せと いちたか)と学園のアイドル・葦月伊織(あしづき いおり)の恋物語。20代後半〜30代前半男性の青春です。

 

かわいい女の子たちになぜかモテモテな主人公、エッチなハプニングとジャンプの王道ラブコメ!って感じの漫画ですが、恋愛ドラマとしても純粋にいい話。ラストはちょっと涙腺が緩みました。思春期のころに下心オンリーで読んでた人は、ちょっと大人になってからまた読み返してみてください。違った気持ちで読むことができますよ。

 

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惡の華 / 押見修造(全11巻)

 

好きな子の体操着を盗んだ男子中学生・春日高男(かすが たかお)とその現場を目撃し女子中学生・中村佐和(なかむら さわ)。2人の奇妙な日常を描く負の青春漫画です。根底のテーマは思春期特有の”自分と周囲に対する絶望感”といったところ。

 

1巻の表紙から分かる通り最初はギャグテイストですが、巻が進むごとに雰囲気が変わり、シリアスかつダークなヒューマンドラマに変貌していきます。”ふつうにんげん”になれなかった人間の、儚く美しいラストは芸術性さえ感じさせるほど。読まず嫌いはもったいない作品です。

 

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狼の口 ヴォルフスムント / 久慈光久(全8巻)

 

中世ヨーロッパ、時の権力者ハプスブルグ家が治める難攻不落の関所”ヴォルフスムント(狼の口)”が舞台の歴史漫画です。

 

魅力はなんといっても関所の代官ヴォルフラム。あの手この手で関所を抜けようとする者たちをことごとく捕らえ、次々と非道な方法で処刑していく姿はまさに”ダーク水戸黄門”。印籠がわりの邪悪な笑顔が輝いてます。胸糞悪い展開が続きますが6巻までガマンしてくださいね。

 

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俺物語 / アルコ、河原和音(全13巻)

 

表紙右のヒロイン・大和(やまと)ちゃんと、左のイケメン…ではなく真ん中のゴリラ・剛田猛雄(ごうだ だけお)の恋愛コメディ漫画。大人の男性が読んでも十分楽しめる少女漫画です。

 

少女漫画にありがちな、ウダウダ・モヤモヤとした恋愛ではなく、ストレートで純粋なラブストーリーです。主義・主張も芯が通っており、猛雄の漢らしさと相まってとても好感が持てます。人を好きになるっていいなぁ、と素直に思える漫画です。

 

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風の谷のナウシカ / 宮崎駿(全7巻)

 

今なお色褪せない名作映画「風の谷のナウシカ」の漫画版です。映画化されたのは2巻までのストーリーで、その続きが描かれています。映画ではあまり語られなかった、クシャナ殿下やクロトワ、ユパさまが掘り下げられているのも嬉しいところ。

 

トルメキア王国の王位継承争いや、漫画版で初出の国「土鬼(ドルク)」の政教一致の恐怖政治など、よりシリアスなストーリーになっています。さらに腐ってない巨神兵がナウシカと共闘するという胸熱展開。

天才、宮崎駿が完結まで10数年かけた「風の谷のナウシカ」。もはや文学的な領域にまで昇華された物語の結末、ぜひご自身の目で確認してください。

 

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寄生獣 / 岩明均(全10巻)

 

宇宙から飛来した謎の寄生生物”ミギー”と共生することになった平凡な高校生・泉新一(いずみ しんいち)。他の寄生生物との命をかけた戦いと、数奇な運命を描くSFヒューマンドラマ漫画です。

 

単なるパニックホラーに収まらず、”人間とは何か?”ということを考えさせる哲学的な作品。設定自体はリアリティがありませんが、登場する人間や寄生生物たちのセリフ・行動にものすごい説得力があります。人間には理解できない合理的な価値観をもつミギーの可愛さと怖さが魅力的。漫画好きには教科書といっていいほどの名作です。

染谷将太、深津絵里出演で実写映画化され、リメイクアニメも放送されたことから、今でも強い人気を得ていることが伺えます。

 

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刻刻 / 堀尾省太(全8巻)

 

無職、ニート、隠居おじいちゃん、シングルマザー、就活中のアラサー女子…ちょっと冴えない一家が代々継承する”止界術”は、時間が止まった世界に入れる不思議な能力。その力を奪わんとする宗教団体・実愛会との攻防を描くSFサスペンス漫画です。

 

絵はそんなに上手じゃないし、登場人物は地味だし、展開にもハデさがない…のですが、しっかり練られた作りで読ませてくれる作品。こじつけやムリヤリ感、ご都合主義な展開が無いので「テンプレマンガにはもう飽き飽きだぜ。」という人にオススメです。

後日談が無料で読めるのでお忘れなく。(『刻刻』番外編―300日後― (モーニングコミックス)

 

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聲の形 / 大今良時(全7巻)

 

耳が聞こえないことを理由にいじめられた小学生の女の子・西宮硝子(にしみや しょうこ)といじめの主犯・石田将也(いしだ しょうや)。高校生になって2人が再会したことから物語が始まるヒューマンドラマ漫画です。

 

1巻のいじめパートがホントにキツい。いじめっ子・石田も因果応報でいじめられてしまうのですが、そこもまたエグい。そこをなんとか切り抜ければ、暗い過去をベースとした重厚なヒューマンドラマを堪能することができます。

先に言ってしまいますが、スッキリする結末ではありません。しかし、人生とはそういうものなのではないでしょうか。もどかしくも心揺さぶる人間の物語、ぜひ最後まで見届けてください。

 

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最終兵器彼女 / 高橋しん(全7巻)

 

ぎこちなくも清純な普通の高校生カップル・シュウジとちせ。2人が暮らす札幌が突然の空襲にあったその日、敵を撃退したのは”最終兵器”となったちせだった…という衝撃の冒頭から始まるSF恋愛漫画。敵の正体とか戦争の悲劇とかの背景が気になりますが、この作品はあくまで2人の高校生の恋愛漫画です。他はオプション。

 

どんなに悲劇的な状況になっても一生懸命互いを想いあうシュウジとちせの姿を見ていると胸が苦しくなってきます。独特な絵柄と突飛な展開に賛否両論ある作品ですが、読後は必ずあなたの心に何かが残るはず。

 

 

 

 

 

坂道のアポロン / 小玉ユキ(9巻完結)

 

舞台は1966年。都会から田舎の高校に転校してきた西見薫(にしみ かおる)と地元のバンカラ・川淵千太郎(かわぶち せんたろう)。ジャズを通して出会った2人の友情を描く青春物語です。

 

分類は少女漫画ですが、スッキリした絵柄と爽やかな展開で老若男女関係なく楽しめます。熱い友情、甘く切ない恋、渋カッコいいジャズセッションがしっかりと描かれています。

特筆すべきは時代背景の緻密さ。戦後の鬱屈さと高度経済成長期の活発さが微妙なバランスで共存している時代をうまく表現しています。学生闘争・ジャズ・ビートルズなど、当時の雰囲気を存分に味わうこともできますよ。

 

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四月は君の嘘 / 新川直司(全11巻)

 

ある事件をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年ピアニスト・有馬公生(ありま こうせい)が出会ったのは、天真爛漫ヴァイオリン娘・宮園かをり。2人を中心とした、恋と友情と再起と成長を描くピアノ漫画です。

 

読んでいて音が聞こえてくるような演奏シーンの表現はお見事。自分と正面から向き合い、主人公がトラウマを乗り越えるシーンは号泣必至です。

破天荒だけど健気で儚いヒロイン2人、アホだけど芯が通ってて頼れる親友…作品をカラフルに彩る登場人物たちの個性も輝いています。ポエムな表現が多いので人を選ぶ漫画かもしれませんが、それを差し引いてあまりある魅力を放つ作品です。

 

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シドニアの騎士 / 弐瓶勉(全15巻)

 

謎の生命体・奇居子(ガウナ)によって太陽系が破壊されてから1000年後の未来。種の存続を賭けて宇宙を旅する播種船(はしゅせん)で目を覚ました謎の青年・谷風長手(たにかぜ ながて)の戦いを描く、ロボットSF漫画です。

 

細部まで丹念に作り込まれた世界観、常に全滅と隣り合わせの怒涛の展開、ちょっとシュールなラブコメなど、いろんな要素を持つ作品です。平和な日常と、それが一瞬で無くなってしまうかもしれない緊張感のバランスが絶妙で、読むのを止められませんでした。

つむぎちゃんが超かわいい。もちろん見た目も含めて!

 

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新世紀エヴァンゲリオン / 貞本義行(全14巻)

 

アニメ放送の前に連載が始まり、やっと完結した漫画版エヴァンゲリオン。通称貞本エヴァ。大災害”セカンドインパクト”後の世界を舞台に、人型兵器・エヴァンゲリオンのパイロットとなった14歳の少年少女たちと、次々襲い来る謎の敵・使徒との戦いを描くSF漫画です。

 

ストーリーはアニメ版とほぼ同じ展開ですが、ちょっと男らしいシンジ君が見れます。結末もアニメ・旧劇場版とは違い、スッキリと納得できる終わり方でした。さらに、最終巻には新劇場版の”あのキャラ”につながる未公開の過去編も収録。ファン必読です!

 

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スピリットサークル / 水神悟志(6巻完結)

 

どこにでもいる平凡な中学生・桶谷風太(おけや ふうた)は、ある日、転校生・石神鉱子(いしがみ こうこ)にいきなり宣戦布告されます。2人はいつの時代でも殺し殺される奇妙な因縁で結ばれていました。過去から未来へ、自分の生まれ変わり7人の人生を見た風太と鉱子の因縁の結末は…?というSFファンタジー漫画。

 

6巻という短さに圧倒的な面白さが詰まった作品。壮大に広げた物語が収束し、内なる戦いを繰り広げるラストは鳥肌が立ちっ放し。「人はなぜ生きるのか?」という根源的で超難解な問いのヒントになるであろう傑作です。

 

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ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 / 藤原カムイ(全15巻)

 

「ダイの大冒険」と双璧をなすドラクエ漫画。「ダイ大」が完全オリジナルのストーリーなのに対し、こちらの「ロト紋」は3と1の間の話です。(ドラクエの時系列は3→1→2)主人公は大魔王・ゾーマを倒した勇者の子孫・アルス。3人のケン(剣・賢・拳)王と旅し、同じくロトの血を引く2人の勇者と共に、世界を脅かす新たな魔王・異魔神(イマジン)との戦いを描きます。

 

王道ファンタジー!って感じの「ダイ大」と比べると、死人が出たりシリアスで大人向けな印象。

最大の山場である獣王グノン戦が熱すぎる。モンスター10万vs勇者1人、ポロン覚醒、ミナディン。死に様も壮絶なグノン、強烈なインパクトを残してくれました。

 

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なるたる / 鬼頭莫宏(全12巻)

 

ほんわか書体のひらがなタイトル、田舎の夏休み、活発少女がゆるキャラと出会い、冒険が始まる!・・・と思いきや、気づけばダークでエグい世界に変貌しています。表紙には「なるたる」って印刷されていますが、本当のタイトルは「骸なる星、珠たる子」。印刷ミスですね。(すっとぼけ)ダマされないようにしてください。

 

ファンタジーゆえ各エピソードに現実感は無いのですが、恐ろしいくらいの生々しさを感じます。人間の”闇”の部分をこれでもか、と表現した問題作です。ラストは読者を放心させてしまう空虚さ。勇気を持って読んでみてください。

 

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のりりん / 鬼頭莫宏(11巻完結)

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自転車乗りを異常に嫌う青年・丸子一典(まりこ かずのり)が出会ったのは、美少女JKロードレーサー・織田輪(おだ りん)。かくかくしかじかでロードバイクに乗ることになった丸子の奮闘を描く自転車漫画です。

 

先ほど紹介した「なるたる」と作者が同じということで、いつ欝展開に突入するかヒヤヒヤ&若干期待しながら読み進めましたが、終始爽やかな大人のロードバイク入門漫画でした。登場人物はみんな一般の人で、熱血スポ根とはほど遠い日常スポーツもの。ロードバイクの歴史やウンチク、知っておいたほうがいいマナーやルールなどが盛りだくさんです。ロードバイクが買いたくなりますよ。

 

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BIOMEGA(バイオメガ) / 弐瓶勉(6巻完結)

 

西暦3005年、地球は未知のウィルスによるバイオハザードに晒されようとしていた―。 ウィルスの謎を解く鍵を握るのは、1人の少女イオン・グリーン。ウィルス拡散を防がんとする合成人間・庚造一(かのえ ぞういち)の戦いを描く、ハードSF漫画です。

 

登場するメカ・武器・味方・敵…すべてが今まで見たことがないデザインなのにカッコいい。 緻密に作り込まれたサイバーSFの世界観と、迫力満点の画、疾走感あふれる怒涛の展開にメチャクチャ引き込まれる作品です。悩みや葛藤を一切持たず、ただ目的遂行のために全力で行動するキャラばかりなので気持ちよくスッキリ読めますよ。

あとフニペーロが超かわいい。

 

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ハチミツとクローバー / 羽海野チカ(全10巻)

 

美大が舞台の青春漫画。少女マンガには珍しく男性目線でストーリーが展開するので男子も読みやすいです。真面目な建築学科生・竹本裕太(たけもと ゆうた)が人付き合いの苦手な天才若手芸術家・花本はぐみに恋をするところから物語の幕が開けます。

 

ちょうど子供と大人の狭間である大学生の楽しさ、悩み、不安。揺れ動く微妙な心理を巧みに描いている作品。周りの大人もみんな青春してます。純粋なものからシリアスなものまで、甘酸っぱいというよりむしろ”甘じょっぱい”という表現がぴったりな恋愛群像劇です。

 

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ブッダ / 手塚治虫(全14巻)

 

2500年前のインド。仏教の開祖ゴータマ・シッダルタの生涯を描いた伝記漫画です。なぜ人は死ぬのか、同じ人間なのになぜ身分の違いがあるのか、という疑問を抱え、悟りを開いてなお悩み苦しむ”人間”ブッダ。彼の姿を通して、”人間の本当の美しさ”を悟ることができます。

 

ブッダだけでなく、不可触賎民・バリアとして生きるタッタと義兄弟チャプラ、上昇志向ゆえにブッダを憎むようになってしまう弟子・ダイバダッタ、人を助けるために動物の命を奪い畜生道に落とされてしまったナラダッタなど、多くの架空の人物が物語を彩る偶像劇でもあります。生きとし生けるすべての人に読んで欲しい傑作です。

 

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富士山さんは思春期 / オジロマコト(全8巻)

 

160cm中2男子と181cm中2女子の凸凹恋愛漫画。とくに事件らしい事件も怒らず、部活に合宿に運動会に修学旅行と、普通の中学生の日常と恋愛を描きます。

 

セリフが少なく、人物の表情や仕草、コマとコマの間の雰囲気で読ませる画力は見事。1話に1回は彼氏が見る彼女の姿の描写があって、まるで自分が中2にもどったかのような気にさせてくれます。

 

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BLAME!(ブラム!) / 弐瓶勉(5巻完結)

 

超未来、人間はネットワークに支配された世界で隠れるように生き、管理システムによって排斥されていた。主人公は探索者・霧亥(きりい)。すべてを貫く”重力子放射線射出装置”を手に、果てしなく巨大な階層都市を彷徨う―。先ほど紹介した「バイオメガ」をさらに尖らせたサイバーSF漫画です。

 

セリフを極限まで削り、複雑な世界観もまったく説明しないまま何が起きているか分かりづらい戦闘が繰り返されます。敷居が高く人を選びますが、一度ハマると抜け出せない不思議な魅力を放つ作品

繰り返し読むうち、描かれていない部分まで想像する楽しさを感じたあなたは”BLAME!中毒者”と言っていいでしょう。難しいことを考えず、画集のように楽しむこともできるのでご安心を。

 

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HELLSING(ヘルシング) / 平野耕太(全10巻)

 

無敵の吸血鬼・アーカード属するヘルシング機関の凄惨な戦いを描いたバイオレンスファンタジー漫画です。敵味方揃ってみんなイカれたハイテンションな殺し合い。ラストはヴァチカンの特務機関イスカリオテ、ナチス残党によって結成されたミレニアムを巻き込んだ3つ巴の大戦争へ。

 

キャラの狂い方、独特なセリフまわしが特徴。ベタ塗り多様のクセが強い絵もふくめて、すべての要素が唯一無二なスゴい漫画です。

 

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ボーイズ・オン・ザ・ラン / 花沢健吾(全10巻)

 

弱小ガチャポン会社で働く、しがない童貞サラリーマン・田西敏行(たみや としゆき)。不器用なりに自分の人生を掴み取ろうともがく彼の生き様を描いたヒューマンドラマ漫画です。

 

前半のヒロイン・植村ちはるが全体を通していい味出してます。後半は耳が聞こえないボクシングトレーナー・大巌花(おおいわ はな)との物語に。王道とはちょっとズレた熱い展開で描く、どうしようもないダメ男の負け続けの人生。低予算の名作映画のような、心地よい読後感があります。

 

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ぼくだけがいない街 / 三部けい(全8巻)

 

 

売れない漫画家・藤沼悟は、近未来の悲劇を予知し、その悲劇の原因を取り除くまでタイムスリップを繰り返してしまう能力”再上映(リバイバル)”に悩まされている。母が殺された現代の事件と、友人が殺された20年前の事件。2つの殺人事件を交互に追体験し阻止していく、というストーリーのサスペンス漫画です。

 

主人公の能力が超人的なものではなく、あくまで受動的というのが上手。能力を持つ主人公にも原因がわからないので、読者も一緒に謎に挑んでいるような体験ができます。展開が早いにもかかわらず、入念に伏線を張っている奥深さもあります。単行本1冊の構成も計算されていて、必ず続きが気になる終わり方をしているのもスゴい。

「このマンガがスゴイ!」や「2015年マンガ大賞」など、数々の賞に名前が挙がったのも頷ける傑作です。

 

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ぼくらの / 鬼頭莫宏(全11巻)

 

夏休み、15人の小中学生が偶然出会ったのは巨大ロボット”ジアース”。そして、地球を襲う巨大な敵との争いに巻き込まれる、という一見普通のロボットもの…のはずが、ある設定のせいで重苦しいヒューマンドラマに変貌してしまいます。

 

避けられない「死」を目の前にした少年少女の心象描写に圧倒されること間違いなし。物語が進むにつれて徐々にジアースの謎が解き明かされていく計算し尽くされたストーリー。まさに問題作です。

 

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惑星のさみだれ / 水上悟志(全10巻)

 

何の変哲も無い大学生・雨宮夕日(あまみや ゆうひ)は姫を守る騎士となり、悪の魔法使いから世界を救う王道ファンタジー!と思いきや…守られるはずの姫・朝比奈さみだれは地球征服を目論む魔王だったのだ!という感じのストーリー。

 

展開だけでなく主人公や仲間たち、敵でさえも王道から外れていますが、最後はきっちりと締める構成力の高さが光ります。笑って泣けて熱くなれる素晴らしい漫画。

個性豊かな動物の騎士達が好きでした。面白いマイナー漫画として超メジャーな漫画です。

 

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モリのアサガオ / 郷田マモヲ(全7巻)

 

一般にはほとんど知られない、死刑囚の収監施設が舞台の社会派漫画です。新人看守・及川直樹(おいかわ なおき)が様々な死刑囚とその家族、被害者遺族と関わり、迷いながらも少しずつ”死刑制度”に向き合っていく…というストーリーです。

 

未だに議論が続き、明確な解決の見えない死刑制度。その底の深さを垣間見ることができます。独特な絵柄ですが、登場人物の表情や感情の表現が秀逸で、テーマとよくマッチしています。考えさせられる、という意味では最高峰の漫画ではないでしょうか?

 

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Y十M ~柳生忍法帖~ / せがわまさき、山田風太郎(全11巻)

 

山田風太郎の傑作小説「柳生忍法帖」を、せがわまさきがコミカライズ。「バジリス ク」のタッグ2作目となる、江戸時代を舞台に繰り広げられる復讐劇です。タイトルの「Y十M」は主人公・柳生十兵衛三厳(やぎゅう じゅうべえ みつよし)が由来。一族を皆殺しにされた美女7人の仇討ちを手伝う十兵衛の戦いを描きます。

 

CGを駆使した画は相変わらず美しく、敵キャラは個性豊かでいやらしい奴ばかりで女性はみな可憐で気丈で健気。 最強の剣客・十兵衛が黒子役、という構図がなかなか面白いです。前作「バジリスク」と比べるとあまり有名ではありませんが、違ったベクトルで楽しませてくれる作品です。

 

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おわりに

ということで、10巻前後で完結するオススメ漫画を紹介しました。

王道バトル漫画!って感じより、ちょっと深くて読み応えのある作品が多い印象ですね。

 

ランキングの形式は取りませんでしたが、個人的なオススメは「四月は君の嘘」「惡の花」です。派手さは無いけどグッとくるシーンが多くていい漫画なんですよ。

 

「あれ入ってないのかよ!」ってのがあったらぜひ教えてください。